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おかげさまで、2013年6月4日に当院が開院して6年になりました。

インプラント周囲炎の治療

インプラント周囲炎 だ液検査 歯周病治療 矯正治療 細菌検査
/ 2019年9月12日 / 関西 一史

右上インプラントが食事の時、毎回歯ぐきが痛む 歯周病を治したい
(71歳女性)

当院では患者さん全員に歯周病を含めた精密な検査を実施して、病気の早期発見・早期治療に努めています。

初診時

右上インプラント(第一大臼歯)周囲歯肉に炎症が見られました。前歯があまり機能せず、大臼歯に過大な負担がかかっていました。また前歯部の歯並びが乱れていました。

精密なレントゲン①

レントゲン上では、右上インプラント(第一大臼歯部)を覆う大きな骨欠損がみうけられました。上顎第一大臼歯は両方とも過去に失っており、細菌感染だけでなく増悪因子としてかみ合わせの力が大きく関与していることが疑われました。

歯周精密検査①

プラーク(細菌)は全体の62%に付着していました。インプラントのポケットの深さは4~5㎜とレントゲン画像と一致、インプラント周囲炎と診断。

 

リスク検査①

歯周病を重症化する細菌はインプラントのポケット内から検出されませんでした。しかし、むし歯を作る酸産生菌がかなり多く検出され、むし歯のリスクが非常に高いことがわかりました。
歯周病治療の成功のためには、歯周ポケット内にプラーク(細菌)が新たに入らない状態にする必要があります。また、精度の高い治療の実現にはクリーンな状態で処置をする必要があります。セルフケアトレーニングでプラーク(細菌)は全体の10%まで改善しました。

インプラント周囲炎、および歯周病、むし歯の原因除去治療を開始

プラーク(細菌)による感染を減らすため、セルフケアトレーニング・歯肉縁下歯石除去を含めた原因除去のための歯周基本治療を行いました。インプラントのポケットにはプラーク(細菌)が大量に入り込んでいました。

インプラント周囲炎の治療

 

インプラントの外科的治療

インプラント周囲の歯肉が弱く柔らかく(可動粘膜)、固く引き締まった付着歯肉付着歯肉(非可動粘膜)がなくなっていました。そのため、食べ物やプラーク(細菌)がたまりやすく清掃性が悪く、さらに炎症を起こして広がり痛みにつながったものと見うけられます。進行悪化を招く可能性が大きいため、インプラント周囲の深い骨欠損の平坦化および感染除去、上あごからの遊離歯肉移植術(FGG,Free Gingival Graft)を行い、インプラントを守るための付着歯肉を獲得しました。

矯正治療

また臼歯に過大な負担を強いるかみ合わせの問題を解決すべく、前歯を機能させるための部分矯正治療を行いました。

治療終了

深いむし歯のあった右上第二大臼歯、左下第一・第二大臼歯、右下側切歯は、清掃性とかみ合わせの負担を考慮したクラウンで機能回復をし、最終的な評価を行いました。

精密なレントゲン②

インプラント周囲は、細菌感染のスペースとなる骨の凸凹がなくなりました。

歯周精密検査②

インプラントを含めた歯周ポケットは3㎜以下、プラーク(細菌)の付着量は全体の5%。

リスク検査②

むし歯・歯周病のリスクは多少改善しましたが、再感染を防ぐためにメインテナンス予防へ移行しました。

※保険外診療。治療期間、費用、治療の流れ、治療結果に関しては個人差があります。
インプラント周囲炎の治療には、数か月から1年かかります。また、期間および程度は個人差があり、インプラント周囲炎の進行具合や、インプラントメーカーによって異なります。歯周病の治療に比べて、治療方法は限られており、確立されておりません。
治療効果を発揮するのは、治療後の口腔衛生環境の維持にかかっています。
残念なことに治療終了後のメンテナンスに通われていない方や、十分な説明を受けていないことで歯科医院とコミュニケーションが取れていない方のトラブルをお見受け致します。インプラントだけではありませんが、定期的なメンテナンスは必須になります。

副作用(リスク):一時的に歯がしみたり、かみ合わせの違和感を感じることがあります。インプラント周囲炎の治療はあらゆる症例に適応できるわけではございません。再感染のリスクはなくなりません。

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診療時間月-木 8:30-19:00
土 9:00-18:00
休診日金曜・祝日・日曜