【30代男性】他院でむし歯と言われた。

むし歯の原因が分かったことが、次の一歩につながる症例です。
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診断と治療方針

奥さまが当院の患者様で、そのご紹介により来院されました。「他院でむし歯だと言われた」というのが最初の言葉です。ひとり暮らしを始められてからむし歯が増えたこと、お仕事による疲労やストレスを感じておられることも、予診にて伺いました。おたばこについては「2年前にやめた」とのお話でした。

お口の中を拝見すると、確かにむし歯は存在しました。ただ、根本的な原因はむし歯そのものではありません。

1つは生活

ひとり暮らしで食事の摂り方や歯みがきの習慣が変化し、ばい菌が繁殖しやすいお口になっていました。

もう1つは力

奥歯に、噛み合わせた際に一部だけが先に強く当たる箇所(咬合干渉/こうごうかんしょう)が見受けられました。ストレスや疲れがあるとき、人は睡眠中にくいしばります。その力が、この一点に集中していたのです。

そして喫煙

処置のたびに、たばこのにおいを感じました。禁煙には至っていない、と判断しております。

歯周基本治療でご自身でばい菌を取れるようになること。矯正で力の当たり方を直すこと。ナイトガードで寝ている間の力を逃がすこと。処置のあとを予防プログラムで守ること。当院はこの計画をご提案しました。

ご本人が選ばれたのは、目に見えるむし歯をなくすことでした。

治療内容

歯周基本治療から

まずは歯ぐきの状態を確認し、歯石とばい菌を取り除くことから始めました。

ご本人の希望した範囲の修復

神経まで進んだむし歯には根管治療を行い、前歯はダイレクトボンディング、奥歯はセラミックにて修復しました。約1年が経過し、目に見えるむし歯はなくなっています。

行わなかったこと

矯正、ナイトガード、予防プログラム。この3つは、ご本人の判断により選ばれませんでした。左上に埋まっている歯(埋伏歯/まいふくし)の抜歯は、紹介状をお渡ししましたが、受診には至っておりません。

力、ばい菌、喫煙。原因は3つともそのまま残っています。原因を残したままでは、どんな処置をしても再発を繰り返します。

院長からの考察・コメント

写真だけを見れば、きれいになった症例です。でも、この方はいま、当院の管理の外にいらっしゃいます。処置を終えたあと、当院の予防プログラムには入っていません。お互いの信頼関係がないまま通っていただいても、悪くなったときに治療になりません。原因が3つとも残っている以上、同じことが別の歯で起きる可能性は高いと思っています。

ただ、何が残っているかを、ご本人が知った状態で終わっています。力とばい菌と喫煙。3つとも特定して、お伝えしました。他院で「治りました」と言われて終わるのとは、そこが違います。決めていただければ、いつでも治療に切り替えられます。

私だったら、修復の前に原因から片づけました。でも、私はご本人ではありません。決めるのはご本人です。当院は、この進め方を標準にしていません。同じ範囲の処置を希望される方にも、まず先に、この計画をお伝えすることになります。

担当医関西 一史 先生
主訴【30代男性】他院でむし歯と言われた。
妻の紹介で来院。ひとり暮らしを始めてからむし歯が増えた。仕事でストレスや疲れを感じる
期間約1年(ご本人の希望した範囲の修復にかかった期間です)
費用859,100円(治療当時の費用です)
治療内容部分的な修復:歯周基本治療、根管治療、ダイレクトボンディング、セラミック修復
治療に伴うリスク・治療の効果を発揮するのは、口腔衛生環境の維持にかかっているため、正しいケアと歯科医院でのメインテナンス予防が必要です。
・くいしばりや歯ぎしりがある場合、負担がかかりやすくなり、割れや欠けが発生する可能性があります。
・噛み合わせの当たり(咬合干渉)と寝ている間のくいしばりが残っているため、修復した歯とその周りの歯が割れる・欠ける可能性があります。
・喫煙が続いている場合、歯周病の再発と進行のリスクが高くなります。

※原材料価格の高騰を受けて、一部の治療費を改定しています。現在の費用は料金表をご覧ください。

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セラミック治療

【50代男性】ブリッジ破折で抜歯と言われた。
抜歯を回避するセカンドオピニオン

担当医
関西 一史 先生
主訴
【50代男性】セカンドオピニオン。3年前に入れたブリッジが割れてしまい、抜歯と言われて恐怖になった。
土台の歯を抜歯して、1〜2ヶ月後に再度ブリッジにすると言われ、過去の親知らず抜歯で「歯科医師が馬乗りになって2時間かかった」という壮絶なトラウマがあり、抜歯を避けたい。
かかりつけ医に5年間クリーニングで通っている。小さい頃に治療した虫歯が、どんどんダメになってきている気がする。口全体の将来に対して強い不安がある。
期間
約4年(矯正治療期間を含む)
当院では、お口の環境が整っていない状態(歯茎の炎症などがある状態)で、無理に治療を先へ進めることは絶対にしません。
この4年間は、専任の担当歯科衛生士(DH)が患者さんのお口の状態を徹底的に管理し、環境が整ってから確実な治療を重ねていった期間です。
費用
3,194,000円
治療内容
全顎治療:歯周病治療、矯正治療、ダイレクトボンディング、セラミック治療、抜歯、根管治療
治療に伴うリスク
・治療の効果を発揮するのは、口腔衛生環境の維持にかかっているため、正しいケアと歯科医院でのメインテナンス予防が必要です。
・くいしばりや歯ぎしりがある場合、負担がかかりやすくなり、割れや欠けが発生する可能性があります。
  • 2026-08-18